【投稿者名をGA4（Google アナリティクス）に送るカスタムディメンション設定方法】
投稿者ごとの収益管理をするには、記事ごとのクリック数だけでなく、「誰が書いた記事か」をGA4で分析できるようにする必要があります。そのためには、投稿者名をGA4に送信するカスタムディメンションの設定が必要です。
この記事では、WordPress + Cocoon テーマ + Googleタグマネージャー（GTM） + GA4（Google アナリティクス）という環境を前提に、初心者でもわかりやすく設定方法を解説していきます。
導入文
「投稿者ごとに、どの記事から、どれだけの広告収益が発生しているのかを正確に知りたい」——そんな悩みを抱えているあなたへ。この記事では、Google アナリティクスで「投稿者名」をトラッキングするための“カスタムディメンション”設定方法を、WordPress + Cocoon + Googleタグマネージャーという環境に基づいて丁寧に解説します。一つずつ設定していけば大丈夫。WEBの森の案内人まいと一緒に、一歩ずつ進めていきましょう。
投稿者名のカスタムディメンションとは？
GA4（Google アナリティクス4）では、標準では「投稿者名」という情報を収集しません。ですが、カスタムディメンションを使うことで、投稿者名を任意のデータとしてGA4に送ることができます。
目的は以下の通り：
- 投稿者ごとのクリック数を知りたい
- 投稿者ごとの収益傾向を分析したい
設定の全体像
以下の流れで設定を進めます：
- WordPressで投稿者名をHTML内に出力（metaタグ）
- タグマネージャーで投稿者名を変数として取得
- GA4にカスタムディメンションとして送信
- GA4管理画面でカスタムディメンションを登録
WordPressに投稿者名を埋め込む
まずは、各記事ページのHTML内に「投稿者名」をmetaタグで出力します。Cocoonテーマを使っている場合は、以下の方法が簡単です。
【作業手順】
- WordPressの「Cocoon設定」→「アクセス解析・認証」→「その他アクセス解析コード」に以下を入力：
<meta name="author" content="<?php the_author(); ?>">
- 保存
これで、各記事のhead内に <meta name="author" content="投稿者名"> が表示されるようになります。
タグマネージャーで投稿者名を取得する
次に、Googleタグマネージャー（GTM）を開き、以下のように設定します。
【作業手順】
- GTMの「変数」→「新規」→「変数タイプ：DOM要素」
- セレクタ：
meta[name="author"] - 属性：
content - 変数名：
Author Name
これで、投稿者名が変数として取得できるようになります。
GA4に投稿者名を送る（カスタムディメンション）
変数が取得できたら、GA4に送信しましょう。
【作業手順】
- GTMでGA4の「設定タグ」または「イベントタグ」を開く
- 設定の中に
user_propertiesを追加
user_properties: {
author_name: {{Author Name}}
}
GA4管理画面でカスタムディメンションを設定
最後に、GA4の管理画面に移動して、送信された投稿者名を「カスタムディメンション」として認識させましょう。
【作業手順】
- GA4の左下「管理」→「カスタム定義」
- 「カスタムディメンションを作成」
- 名前：
author_name - スコープ：
ユーザー - ディメンション名（変数名）：
author_name
作業チェックリスト（進行状況を見える化）
- WordPressに投稿者名のmetaタグを追加した
- タグマネージャーで投稿者名を取得する変数を作成した
- GA4に投稿者名を送るuser_propertiesを設定した
- GA4管理画面でカスタムディメンションを登録した
まいから一言：
おつかれさま！ここまでで、投稿者名をGA4に送る準備はばっちり整いました。次は、このデータを活用して「投稿者別のレポートを見る方法」を一緒にやっていこうね！
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